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ブラック企業に就職1

大学を中退してから、やっと入社できた会社は悪名高いブラック企業だった!

 

The 体育会系の飛び込み訪問営業。

その企業は入社日から鬼特訓が始まる。

三日後には入社した半分の人が辞めていく。

一ヶ月には10人いた同期が私ともう一人で二人しか残らなかった。

 

私がこの会社で嫌だったことは、知らない所に訪問して物を売る事より朝礼だった!

 

朝は11時に出社し、デスクに着く。

その後、前日の結果報告を大きな声で全員が順番に報告する。

三日間ほど成果が上がらないと「求人案内読書中」と書かれたタスキをかけられる。つまりは早く辞めろと言われていると同時に恥ずかし目にあわされるという具合だ。

 

その後は営業トークのロールプレイ(営業マン役とお客さん役で本番さながらの練習)を1時間ほど実施する。

 

ロールプレイが終わるとチーム毎に分かれ、今日訪問するエリアと何処から仕入れてきたか分からない名簿と地図を持って営業先に飛び立つ。

営業先では色んなお客さんが本当にいる。居留守を使う人、インターホン越しで断る人、話しは聞くけど絶対買わない人、商品買ってキャンセルする人などなど・・・。

 

そんな会社に半年ほど頑張ってみたけど、辞める事になる。

この時、私の体重は50キロを切っていた。元々は65キロ前後で筋肉質体型だったのだが日を追う毎に痩せて行くのだ。

親にも心配され、久しぶり会う友達には気付かれない位にげっそりと痩せこけていた。

また、精神的にも腐っていくようだった。お客さんの顔がお金にしか見えなくなってきてしまっていたのだ。

飛び込み訪問営業なので成果を上げれば月の給料は100万円を超えることもあったのが原因だろう。半年ほど働いて慣れて来るとお金ばかりに執着してしまい、自分はこのままブラックな人間になってしまうのが恐かった。

金使いも荒くなり、100万円の給料も10日ほどで使い切り、友達によくお金を借りたりしていた。

自分自身、社会人になったからにはダメ人間を卒業したくて、自分なりではあるが一生懸命に仕事をしたつもりだったが・・結局ダメ人間のままだった。

そして、また次の転職先でも給料に釣られて違う形態の営業会社に就職してしまう・・・。